じゃごろの模型日記

手抜きモデラーのプラモ日記です
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海軍航空技術廠 艦上攻撃機 彗星 一二型

彗星10


本日のキットは、ファインモールド1/48 海軍航空廠 艦上攻撃機 彗星 一二型です。
エンジンをアツタ二一型からアツタ三二型に換装した彗星艦爆隊の主力になった機種です。


彗星11


胴体パーツ等は、一一型と同じパーツです。
機首や胴体後部下面が別パーツになっていて、空冷型のバリエーションも展開する様です。


彗星12


機首やプロペラ、インテークなどは、一一型と同じパーツです。
増槽や爆弾が付属します。


彗星13


主翼等も一一型と同じパーツです。
ここまでのパーツは一一型と共通パーツなっています。


彗星14


デカール、透明パーツです。
第一風防は、照準器用の穴が開いたパーツになっています。


彗星15


エッチングパーツが付属しています。
計器盤、爆弾用安定板、脚カバー類がエッチングで再現されます。


彗星16


座席、脚柱、排気管、機関銃などが金属パーツで再現されます。
望遠式照準器が追加されています。



彗星17


デカールは4種類付属しています。
翼端灯や編隊灯の塗装指示があります。


彗星18


エッチングパーツ用の説明書が追加されています。
箱に「限定:エッチングパーツ付き」とシールが貼ってあります。


本日はエンジンのお話。
彗星は、空気抵抗の面で有利と試算された愛知航空の「アツタ」を搭載しました。
この発動機は、当時同盟国であったドイツのダイムラー・ベンツから購入したDB601Aをライセンス生産したものです。
精密なDB601Aエンジンの国産化に関して、液令エンジン生産に必要な資源物質もままならない状態でした。
また、精密パーツの生産に必要な工作機械の導入も出来ませんでした。
このことから、原型の設計図の材質や部品構造のままでの大量生産は不可能と判定されます。
このため大量生産に向けて材質の変更や部品精度の低下などの設計改変を行いました。
この事が、エンジントラブルの頻発やエンジン性能の低下を招くことになります。
一例として、冷却液についてオリジナルのDB601Aで使用するエチレングリコールから普通の水に変更しています。
これは、資源不足や物資の行き届きにくい前線での整備を考慮した結果です。
エチレングリコールに比べて沸点が低い水に置き換えただけではオーバーヒートを起こしやすくなります。
そのため、加圧することによって沸点を最高125度まで引き上げました。
だが、冷却系部品への圧力負荷による水漏れのトラブルを招き、エンジン稼働率の低下の一因となりました。
その反面同じく国産化した川崎ハ四〇系は、ニッケルの使用禁止で部品強度が落ちクランクシャフトが折損します。
製造工程で強度低下を押さえていたアツタは、川崎に比べて折損のトラブルはありません。
また、全体的に状態が良かったと言われています。
整備面では、比較的早くから二式艦偵を使用していた第三艦隊や芙蓉部隊での例が挙げられます。
豊富な予備部品と熟知した整備兵を揃える(メーカーで専門教育を受けた整備兵を教官にして自隊で教育する等)こと。
これによりエンジントラブルは多いものの特に整備に困難を覚えることもなく高い稼働率を達成しています。
アツタに限ると、稼働率の低さはエンジン自体の問題もさることながら、整備能力により限られていた結果と言えます。
前線の整備員の大半にとって馴染みが薄くトラブルの多い非常に扱い難いエンジンとの印象を与えてしまいました。

彗星一一型と一二型の違いを記しておきます。

彗星一一型 アツタ二一型(離昇1200馬力)搭載、最大速度546㎞/h 九八式射爆照準器
彗星一二型 アツタ三二型(離昇1400馬力)搭載 最大速度580㎞/h 望遠鏡式の二式射爆照準器
外見上の違いは照準器で、エンジンの違いは外見上は分かりません。

このキットも1992年発売で一一型と同じです。
メーカーも第一風防の変更と照準器の追加で5800円と言う価格に気が引けたのかエッチングパーツを追加しています。
今頃のメーカーならエッチングパーツなしで、堂々と発売するでしょう。
電探の追加とデカール換えだけで、高額で発売しますからね。
当時のファインモールドの商売人と言うより技術者の良心を感じさせます。
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【 2017/08/23 (Wed) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

海軍航空技術廠 艦上爆撃機 彗星 一一型

彗星


本日のキットは、ファインモールド1/48 海軍航空技術廠 艦上爆撃機 彗星 一一型です。
液令エンジンを搭載した彗星は、海軍の主力艦爆として大戦後半、大いに活躍しました。


彗星2


購入後、今回初めて中身を見ます。(笑)
写真は25年の眠りから覚めた彗星。


彗星3


胴体は機首で分割されています。
将来空冷型の発売を睨んでの事でしょう。


彗星4


機首はラジエーターパーツもあり、別途組み立てて胴体と接合します。
胴体と接合の糊しろが少なく、組み難そうな感じがします。


彗星5


翼形状は良さそうですが、脚庫が浅そうです。
モールドも繊細で、筋彫りも少し浅い様です。


彗星6


デカール、透明部品です。
デカールは3種類付属しています。


彗星9


脚柱や座席がメタルパーツで用意されています。
コクピット内部も良く再現されています。


彗星7



組説は、詳しい機体解説が記されています。
マニアテックなメーカーの雰囲気が伝わる様です。



彗星8


如何にも手書き風の塗装図です。
ガレージキットメーカーの組説とよく似ています。



単発複座の高速艦上爆撃機として設計された彗星は、零戦とほぼ同サイズで艦上爆撃機としてはかなり小型機でした。
空力を重視した平滑な機体外形を採用しており、液令エンジン独特の先細り機種を持つ独特な外見を持っています。
日本海軍は、ロンドン海軍軍縮条約により、英米海軍に対する航空母艦の保有数の不利を打開する方策を練っていました。
それを可能とするために、「敵艦上攻撃機より長大な攻撃半径」、「迎撃してくる戦闘機を振り切る高速力」を求める様になります。
これにより艦上攻撃機の主任務を敵航空母艦に先制攻撃する事と定めました。
この2つの要求が高い為、民間ではなく海軍技術廠が設計開発、、生産は愛知航空機が行う事になりました。
新機軸を盛り込んだ機体は、高性能を追求するため生産性は無視されています。
生産性に関して設計主務は「艦上機であるので保有空母の制約によりあまり多数は生産されないと考えていた」と述べています。
試作機は、要求以上の高性能を発揮し、1942年に二式艦上偵察機として実戦配備されます。
艦上攻撃機の実戦配備は、新機軸の不具合より設計開始から5年後の1943年にずれ込みました。
そのため、開発開始時の高速性は敵戦闘機の高速化により優位ではなくなりましたが、艦上攻撃機としては優速でした。
構造の複雑な彗星は、エンジン、電気系統の不具合に悩まされましたが、海軍の主力艦爆として大戦後半に活躍しました。


このキットは、ファインモールドが1992年に製造したもので、発売元はハセガワでした。
1/48の彗星と言う貴重なアイテムは、当時の価格が5800円と高額なキットでした。
25年前に1/48キットで5000円を超える国産キットはなかったです。
高いけど良いキットと言うジレンマ、購入してそのまま大事に保管していました。(笑)
彗星のキットはその後合わせて5種類が発売され、全て高額キットでした。(泣)
メタルパーツ等を採用していたかもしれませんが、プラパーツで良かったと思います。
商売的には価格を押さえた方が良かったと思いますね。
当時キットを組んだ方は、組み難いと言われていましたが、完成すると見栄えがするキットでした。
今のファインモールドの礎を築いた彗星のキット、そのインパクトは強烈だった事を覚えています。
【 2017/08/22 (Tue) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

三菱 零式観測機11型

零観


本日のキットは、ハセガワ1/75三菱 零式観測機11型です。
キットは、ハセガワ創世記頃の発売でこれはその復刻版です。


零観2


キットは、時代を感じさせる凸モールドーです。
パーツもシンプルでコクピット内部も何もなく、半身のフィギュアが付属します。


零観3


組説もシンプルな1枚物です。
キットは後期型を再現しています。


これは、私の世代には懐かしいキットだと思います。
金型は、昭和39年12月5日完成と記されています。
このキットは、あーだこーだ言うのではなく、この様なキットがあったんだと時代を懐かしむものですね。
1960年代、この時代を象徴する様なキットだと思います。
この復刻版は、そんな時代を思い出す、タイムスリップした様な。


【 2017/08/21 (Mon) 】 飛行機 | TB(0) | CM(2)

愛知 B7A2 艦上攻撃機 流星改

流星


本日のキットは、ハセガワ1/48愛知B7A2艦上攻撃機流星改です。
急降下爆撃・水平爆撃・雷撃を行える多任務艦上攻撃機です。



流星2


キットは、少ない部品ながらコクピット内部も良く再現されています。
胴体形状も問題なく、モールドも綺麗です。


流星3


キットは、ガル翼の特長を良く捉えて再現しています。
魚雷が付属しています。


流星4


デカールは、3種類付属しています。
実戦部隊で流星を装備した第七五二海軍航空隊と実験機で使用された横須賀海軍航空隊です。


流星5


組説はシンプルながら分かり易い説明で問題ありません。
日本語と英語で機体解説が記されています。


流星6


塗装図ですが、流星の優雅なスタイルが良く分かります。
日本機で一番美しい機体と称されています。



流星改は、大戦末期に生産された日本海軍の艦上攻撃機です。
日本海軍は、それまで艦爆と艦爆をそれぞれ製作してきました。
これを一つの機体で行うため開発されたのが流星です。
昭和15年に海軍は、愛知航空機に雷撃、水平爆撃、急降下爆撃の可能な機体の開発を命じました。
速度、武装、運動性とも非常に苛酷な性能を要求された愛知航空機は昭和16年10月に研究を開始します。
昭和17年12月に試作1号機を完成させましたが、重量過大でした。
次の2号機は、主翼構造を前面的に設計し直し、機体各部も重量軽減のため再設計されます。
そのためこれを流星改と称する様になります。
流星改の特長は、空気抵抗の大きい爆弾を胴体内の爆弾倉に納めたため翼が中翼となりました。
そのため脚柱が長くなるのを避けるため、翼をガル翼としています。
エンジン直径の小さな誉を採用したためカウリングから胴体のラインが滑らかになっています。
これがガル翼と相まって美しいスタイルを生み出した結果となっています。
また、性能も高性能で、艦上機としては最高の性能を誇りました。
しかし、大戦末期の為生産数は111機と少なく、航空母艦もないため本来の高性能を発揮する機会はありませんでした。

流星はその美しいスタイルで艦上攻撃機としては人気がある機種です。
ハセガワの流星改は作り易く形状も良好なため好キットと言えると思います。
この流星改には雷装が非常にマッチします。
雷装の流星改の飛行姿勢は人々を魅了する美しさがあります。
それはまるで生き物の様であると表現される方もいます。
私も斜め後方からのスタイルが一番美しいと思っています。

【 2017/08/20 (Sun) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

マクダネルダグラスF-15C イーグル

イーグル

本日のキットは、LS1/144マクダネルダグラスF-15C イーグルです。
F-4ファントムの後継機として開発された大型制空戦闘機です。

イーグル2

胴体は上下2分割で、機首は左右2分割になっています。
有名な第18戦術戦闘空団 第12戦術戦闘飛行隊 ショーグン のデカールです。

イーグル3

ミサイルが4発付属しています。
LSは1/144アクセサリーパーツを別売していて、アメリカ爆弾セットやアメリカミサイルセットがありました。

イーグル4

鉾裏が組説になっています。
このキットは、シリーズ№8です。


1956年、サイドワインダーを装備したF-86戦闘機の配備が始まりました。
このF-86は、1958年の台湾海峡における金門砲戦時の大規模な空中戦などで戦果を挙げる事になりました。
このとから、アメリカ空軍では今後の戦闘機同士の戦闘は「ミサイル万能論」が支流となります。
航空兵器としての機関砲は、軽視されるようになっていきました。
また、1950年代のソ連の新型爆撃機を脅威として対応する必要を唱える「ボマーギャップ論」が広まります。
そのためアメリカ空軍は、要撃機と爆撃能力の拡充に重点を置く事になります。
これらの結果、対戦闘機戦闘を主目標とした制空戦闘機から要撃機や戦闘爆撃機へ移って行きます。
ミサイルによる爆撃機要撃のF-102やF105の様な戦闘爆撃機で、F-101やF104も運動性は軽視されました。
こうした経緯から、アメリカ空軍はベトナム戦争開始時に優れた格闘戦能力を持つ機体は保有していませんでした。
緒戦の同士討ちを契機に定められた有視界外戦闘を禁止により、旧式のMIG17との格闘戦に苦戦します。
だだし、1961年に押し進められた空海軍機種統一により導入したF-4が、比較的機動性に優れ戦争を凌ぐ事が出来ました。
1967年の航空ショーでMIG-25が突如出現し、アメリカ空軍は危機感を募らせます。
そこでF-4の後継機は、格闘戦に優れた軽量な機体に大推力のエンジを持つF-15が開発されました。
1972年初飛行、1976年運用開始、40年経った現在でも世界トップクラスの性能を誇っています。

F-86F、F-104、F-15などのジェット戦闘機操縦者として飛行任務に従事したロック岩崎氏をご存じでしょうか?
彼は、F-15戦闘機で、低高度での「ナイフエッジ」飛行を成功させました。
また、「横回転コルク抜き」と言う独自の空戦機動を編み出したことでも有名です。
彼の名を一躍有名にしたエピソードは、旧式機で再新鋭機を撃墜した事でしょう。
日米間での空中戦訓練において旧式であるF-104で、当時最新鋭であったF-15を撃墜しています。
この時の戦法が自著「最強の戦闘パイロット」で語られています。

1 F-104はF-15より小型である分発見されにくいと言う利点がある。
2 これを生かして相手チームをを先に発見し、1機が囮になる。
3 相手が囮を追いかけるのに夢中になっている間にもう1機が背後から撃墜する。

F-15に乗り換えたあとも軽量で機動性に優れたF-16で模擬空中戦を挑んで来た米軍機を返り討ちにしています。
この時の相手側の戦法は、前述と攻守を逆にしたものと同じでした。
それを予測し、逆手に取って返り討ちにしています。
【 2017/08/17 (Thu) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

じゃごろ

Author:じゃごろ
お手抜きモデラーのじゃごろです。
スケール物中心にupします。
宜しくお願いします。

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