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じゃごろの模型日記

手抜きモデラーのプラモ日記です
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Bf109E-4/7 Trop

ランタンフェスティバル

長崎の街は、ランタンフェスティバルが開催されています。
街の雰囲気を少しだけお伝えします。

ランタンフェスティバル2

ランタンフェスティバルは、新地の中華街が中心になります。
こちらは端の商店街ですが雰囲気は十分です。

ランタンフェスティバル3

中華街では、中国雑技団も参加して賑わっています。
ランタンが点灯する夜は幻想的な雰囲気です。

ランタンフェスティバル13

いろんなオブジェが沢山あります。
すべて点灯します。

ランタンフェスティバル15

鶴や鯉等御目出度いオブジェが沢山並びます。
冬の長崎観光の目玉ですので、おいでください。

ランタンフェスティバル14

オブジェは中国で製作され長崎に運ばれます。
倉庫に大切に保管されています。

ランタンフェスティバル5

毎年大勢の観光客が来られます。
幻想的な雰囲気の中で、プロポーズすれば成功間違いなしですよ。(自己責任)



Bf109Trop

さて、本日のキットは、ハセガワ1/48 Bf109E-4/7 Tropです。
北アフリカへ進出したJG27等、トロピカルフィルターを装備したメッサーです。

Bf109Trop3

キットはハセガワスタンダートの出来で、モールドも繊細です。
翼の形状も問題なく、組み立ても容易です。

Bf109Trop4

胴体の外形も良いようです。
フラップは別パーツになっています。

Bf109Trop5

このタイプは増槽が付きます。
メッサーは各タイプがあるので調べて見るのも面白いと思います。

Bf109Trop6

デカール、透明パーツ、エッチングパーツ類です。
防弾板やラジエータグリル等がエッチングパーツになっています。

Bf109Trop7

塗装図がカラーで付いています。
ベルナー シュレーア少尉機のマーキングです。

Bf109Trop8

組説は問題なく、容易に組むことが出来ます。

Bf109は、様々なタイプの迷彩があります。
ドイツの迷彩はかなり精密に研究されています。
中でも北アフリカの迷彩は秀逸で、風景に見事に溶け込んでいます。

北アフリカ

コレクションとしてこの迷彩は押さえて置きたい一品です。
ところで、飛行機モデラーの3大病気の一つにメッサー病があります。
この病気は、BF109Eを全タイプ揃えたくなる病です。
E型からF型全タイプ、G型全タイプと進行するのが特徴です。
感染が進行すると、FW190全タイプへと拡大し、末期はドイツ機病になります。
もうひとつ有名なのがスピットファイアを全タイプ揃えたくなる病です。
進行すると蛇の目病になります。
まれに両方かかる方がいますが重症の様です。
どちらも感染すると完治しませんのでご注意ください。

























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【 2017/01/31 (Tue) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

ポリカルポフ I-16 Type5/6

ポリカルポフ

本日のキットは、ホビークラフト1/48 ポリカルポフ I-16 Type5/6です。
世界最初の実用的な引込脚を持ったソ連の戦闘機です。

ポリカルポフ3

キットは、ズングリした外形を良く捉えています。
モールドは綺麗で、好感が持てます。

ポリカルポフ4

パーツは少なく、シンプルです。
パーツは少ないが、実機の特徴が良く再現されています。

ポリカルポフ5

付属のデカールです。
8種類のマーキングが選択出来ます。


ポリカルポフ6

組説はシンプルです。
パーツも少なく、組み立ては容易です。

ポリカルポフ2

こちらはType17です。
外観上は、機銃の増設、尾輪等が違います。

I-16は、極度に寸詰まりな形態で、エンジンカウリング前面にシャッターを設け厳寒時のオーバークールを防止しています。
1933年に試作機が初飛行しています。
時代に先駆けた機構は、人力によるワイヤー駆動の引込脚で、当時世界最速でした。
1932年の設計着手時には、複葉機全盛の中で、純片持式低翼単葉、純モノコック構造の胴体、引込脚、スライド式風防、推力式単排気管など、新機軸を盛り込んだ意欲的な設計でした。
実戦でも九五式戦闘機やHe51など複葉戦闘機を圧倒しています。
スペイン内戦、ノモンハン事件、独ソ戦線初期に使用されましたが、この時期の航空機の進歩は目覚ましく、いずれの戦闘でも敵方に新しい高性能の戦闘機が現れたことで苦戦する事になります。
しかし、ソ連では、I-16を操縦する撃墜王が幾人も誕生しています。
1941年時点ではI-16は総体的に旧式化しきってしまっており、その後は高性能なYak-1やMig3等に代わられていきました。
日本の97戦との戦闘では、日本のパイロットは巧みに巴戦に持ち込み多数を撃墜しています。
しかし、高速で逃げる敵機を追尾できなかったと述べています。
またMe109Eより性能上は不利で苦戦したと記述されていますが、I-16のパイロットは次の様に述べています。

E型は気にならなかった。互角の戦闘を行う事が出来た。最高速は問題ではなかった。I-16は加速性が優れていた。
F型は垂直面での運動は優れていたが、水平面での運動は劣っていた。I-16の初期型では無理だが、24なら対抗出来る。

熟練パイロットは東西を問わず、同様の話を聞くことが出来ますね。
旧式と言われたI-16が、大戦中も活躍した事が良く分かる話だと思います。






【 2017/01/30 (Mon) 】 飛行機 | TB(0) | CM(2)

TBD-1 デバステーター

デバステーター

本日のキットは、レベルモノグラム1/48 TBD-1 デバステーターです。
元はモノグラムの古いキットで、レベモノになってハセガワが販売したものです。
箱絵の良さに釣られて購入しました。(笑)

デバステーター2

キットは翼が折り畳める可動モデルです。
翼を接着して合わせ目を消す時に、波板状のモールドが邪魔になります。

デバステイター3

人形3体付属、エンジン始動用クランクも付属しています。
往年のモノの作品で、出来は良いキットです。

デバステイター4

ハセガワ版イエローウィングのデカールです。
マーキングは2種類から選択出来ます。

デバステイター5

日本語版の組説です。
部品請求はデカールのみです。(1200円也)

1935年に初飛行した雷撃機デバステーターは、大戦時には性能的に劣っていました。
しかし、第一線部隊に所属していたデバステーターは珊瑚海海戦で小型空母「祥鳳」を撃沈させています。
ミッドウェー海戦では零戦によりほとんど撃墜されましたが、結果零戦を誘いだしたようになり上空がガラ空きになります。
その間、SBD-3の急降下爆撃を成功させる結果となり、日本海軍に大打撃を与えています。
その後はあまり活躍の場もなく、アベンジャーに役割を譲っています。

キットは、デバステーターの特徴を良く捉えた好キットです。
モノグラムのキットは1/48唯一のキットで、長年販売され続けています。
近年他メーカーもキットを発売しましたが、デバステーターは人気がある機種のひとつです。
それはやはりイエローウィングに代表されるカラフルな塗装が魅力だからでしょうか。





【 2017/01/29 (Sun) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

バッヘム Ba349A ナッター

ナッター2

本日のキットは、ドラゴン1/48 Ba349Aナッターです。
第二次世界大戦末期にドイツで試作されたロケット迎撃機です。

ナッター3

機体がシンプルなため、パーツは多くありません。
ロケットブースターが4基付きます。

ナッター4

パーツの大半は、発射台のパーツです。
これは木製タワーのパーツです。

ナッター5

土台のパーツ類です。
平板台は地面になります。

ナッター6

透明部品、エッチングパーツです。
シートベルト、照準器等がエッチングで再現されます。

ナッター7

組説です。
機体は2コマ、残りは発射台の説明、塗装になります。

ナッター13

完成するとこのようになります。
ドラゴンのキットは、発射台なしのキットも発売されています。

ナッター12

「天プラ」の展示会で見かけた作品です。
ナッターの完成機は久しぶりに見ましたが、機体は小さいが目を引く作品です。


Ba349は、機体は木製で、機首に24~33発のロケット弾を装着していました。
エンジはヴァルター式液体燃料ロケット機関1基で、垂直ランチャーから4基のロケットブースターを使用して発進します。
発進後は目標付近まで無線誘導され、近接後機首のプラスチックカバーを外し、ロケット弾で攻撃を行います。
その後、パイロットはパラシュートで脱出し、同時にエンジンも分離され、落下後に再使用する構造でした。
しかし、終戦まで数十機の生産にとどまり、10機が部隊配備されたのは1945年4月でした。
そのため実戦参加はなかったとされています。(出撃したとの説もあります)

・全長  :6.18m
・全幅  :3.97m
・離昇重量:2.175㎏
・最大速度:870㎞
・上昇率 :10900m/分
・航続距離 :2分(B型4.36分)

大戦末期になると、ドイツも日本もとんでもない兵器を考えつくもものです。
航続が2分では地域も限定され、十分な迎撃が行えるか疑問です。(コメートもそうでした)
特攻ではなく生還するように考えられてはいますが、パラシュートで生還が前提です。
垂直発進のGに堪え、慌ただしく攻撃したかと思えば脱出、パイロットは堪ったものではありません。
「乗りたくねえ~」と思いきや、パイロット志願者は不足しなかったとは驚きです。















【 2017/01/28 (Sat) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

ホーカー テンペスト Mk.Vc

テンペスト

本日のキットは、パシフィック コースト1/32  ホーカー テンペスト Mk.Vcです。
タイフーン戦闘機の発展型として、1943年から量産開始されました。
ドイツ奥地へ侵攻してドイツ空軍との戦闘や対地攻撃に活躍、V1飛行爆弾の迎撃に活躍しました。

テンペスト5

キットはパーツも少なく、簡易インジェクションのような感じを受けます。
脚庫はレジンパーツになっていて、取付には加工が必要です。
スピナーはロングタイプとショートタイプの2種類が付属しています。

テンペスト3

透明部品とラジエータバルクヘッドと3個目のショートスピナーが付いています。

テンペスト4

計器盤、シートベルトはエッチングパーツで再現されます。
組説とデカー、カラー塗装図が付属しています。

当初、タイフーンの改良型としてタイフーンⅡと称していました。しかし、1942年1月に大幅に変更された点が多かったためテンペストという新しい名が与えられました。また、エンジンに関する問題が絶えなかったため、航空省から試作機ごとに異なるエンジンを搭載するように提案されました。

・テンペストMk.Ⅰ :セイバーⅣエンジン搭載、ラジエーターを主翼前縁埋め込み、試作1機のみ
・テンペストMk.Ⅱ :セントーラスエンジン搭載(空冷エンジン、対日戦用)
・テンペストMk.Ⅲ :グリフォンⅡBエンジン搭載、製作中止
・テンペストMk.Ⅳ :グリフォン61エンジン搭載、製作中止
・テンペストMk.Ⅴ :セイバーⅡエンジン搭載
・テンペストMk.Ⅵ :セイバーVエンジン搭載

2000馬力級のエンジとなるとイギリスでも実用化は難しかったようです。

レベル1/32 タイフーンが発売された後、水滴風防型やテンペストの発売が望まれましたが発売されませんでした。
1/32 テンペストを待ち望んだ方は、ここにきてやっと手にする事ができました。
このキットは素材として捉え、自分の好みで手を加えると素晴らしい完成機ができます。
パシフィックコーストからは、ハリケーン等数種類が発売されています。
テンペストやハリケーンの完成機を見ましたが、手は掛かるが素性の好いキットだと製作者は言われてました。
製作者は有名な名人級の方でしたがね。







【 2017/01/27 (Fri) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

B-25J ミッチェル

ミッチェル

本日のキットは、HKモデル 1/32 B-25J ミッチェルです。
1/32のB-25Jが発売された時、誰もが驚くとともに中華系メーカーのパワーに圧倒されたものでした。
アメリカの中型双発爆撃機で、最も活躍したB-25が発売され歓迎されました。

ミッチェル2

胴体パーツですが、その大きさが分かるでしょうか?
大きささだけでなく、出来も良いようです。

ミッチェル3

エンジンナセルや爆弾倉等のパーツです。
爆弾倉ドア内壁は軽め穴が抜けています。

ミッチェル4

主翼のパーツです。
モールドは綺麗で、出来も良いです。

ミッチェル5

水平尾翼や垂直尾翼のパーツです。
前輪、エンジンカウル等のパーツです。

ミッチェル7

エンジン、プロペラ等のパーツです。
キャノピー等透明パーツです。

ミッチェル8

主車輪やカウルフラップ等です。
左側はウエイトで、かなり重たいです。

ミッチェル9

付属のデカールとシートベルト等のエッチングパーツです。
別売のノーズアートのデカールも何種類か発売されています。

ミッチェル6

組説です。
分かり易い図で指示されています。

キットは、大型モデルでありがちな大味ではなく、モールドも切れの良いメリハリの付いたキットです。
分割を見るとグラスノーズだけでなく、ソリッドノーズも発売されそうです。
グラスノーズは機首内部が良く見えるので、そこが見所の大きなポイントになりそうです。
キットは弾薬箱や給弾ベルト等、良く再現されています。
銃身等を金属パーツに交換すると更に見栄えがしますが、高いし本数が・・・。
後はエンジンの配線を行えば迫力ある機体が手に入ります。
B-25は魅力あるマーキングが多いので、別売デカールも検討して塗装を選ぶことになりそうです。
完成機の大きさから、展示会等への運搬は大変そうです。
主翼の取り外し方式が無難かもしれません。
主翼取付は強度も考慮されていますので、少し加工すれば十分可能です。

B-25は1939年1月29日に初飛行した、アメリカの中型双発爆撃機です。
B-25が日本で有名なったのは、1942年4月18日のドーリットル日本本土空襲でしょう。
アメリカでは、1945年7月28日、エンパイア・ステート・ビルディングに衝突した飛行機として有名です。
















【 2017/01/26 (Thu) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

93式中間練習機

すなよし8

今日は、車で少し走ったところにある「すなよし」でお昼を頂きます。
ここの「天婦羅定食」には、焼き魚、茶碗蒸しが付いています。
天婦羅は海老が3本に野菜の盛り合わせ。
これに「刺身盛り」を別に注文しています。


すなよし

「刺身盛り」は、ヒラス、ヒラメ、マグロ、鯨、海老、アワビ等が盛られてあります。
ここは魚市場のすぐ近くなので、新鮮な魚が頂けます。
長崎人は、活きた魚が好みなので、ヒラスとか身がカリカリしています。
身が活かってないと美味しいと感じないので、熟成した刺身は好みではありません。
今日も美味しく頂きました。


93式中間練習機

さて本日のキットは、LS1/72 93式中間練習機です。
赤とんぼの愛称で親しまれた練習機で、パイロットの育成に活躍しました。

LSの古いキットですが、外形等出来が良い名キットです。
コクピット内部は、大き目の座席しかなく、ここに少し手を入れたいところです。
後は取り立てて問題になる様なところはありません。
内部に手をいれなくてもあまり見えないので、そのままでも十分鑑賞に堪えます。
テグス等で支線を張ると格段に見栄えがします。
本当に素性の良い好キットだと思います。

100馬力級の初等練習機と500馬力級の実用機の中間の300馬力級の練習機が中間練習機です。
91式中間練習機の安定性が悪かったため、改良機として1934年、93式中間練習機が誕生します。
陸上機型だけでなくフロート付の水上機型も製作され多くのパイロットを生んでいます。
大戦中期ごろには初等練習機として使用され総生産約5700機も製造されています。
大戦末期には特攻にも使用され、戦前から大戦末まで活躍した飛行機です。






【 2017/01/25 (Wed) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)

ガトー級潜水艦

ガトー級潜水艦

本日のキットは、レベル1/72 ガトー級潜水艦です。
キットの箱は1m近くあり、写真を撮るのも苦労しました。

ガトー級潜水艦3

船体パーツですが、まるで塩ビパイプのようです。
これに船首と船尾が付きます。
船体はバルクヘッドが2枚、接続ピンが上下各9本で左右を接合します。

ガトー級潜水艦4

展示台、プロペラシャフト、スクリューガード等のパーツです。
細かいパーツがかなりあります。

ガトー級潜水艦5

甲板パーツ、展示台支柱のパーツです。
甲板は3分割になっています。

ガトー級潜水艦6

潜舵、ステップ等のパーツです。
潜舵は収容時、展開時と可動です。

ガトー級潜水艦7

艦橋等のパーツです。
艦橋は細かいパーツが多く、精密に作られています。

ガトー級潜水艦8

付属のデカールです。
フレッシャーやグローリア等4種類のマーキングンが選択できます。
Z旗もありますね。

ガトー級潜水艦9

組説です。
実艦の写真も数枚あります。

ガトー級潜水艦10

完成時の写真がこちら。
停泊中でしょうか、信号旗がいいアクセントになっています。

ガトー級潜水艦12

艦橋の潜望鏡や手摺等、大スケールならではの迫力です。
大味ではなく精密感があります。

ガトー級潜水艦13

やはり艦橋は見所の一つです。

ガトー級潜水艦14

潜水艦の見所を押さえた写真です。


ガトー級潜水艦は、第二次世界大戦で活躍したアメリカの潜水艦です。
潜水艦の性能として特別優れた艦ではありませんが、最下位の性能はなく80点主義と言うところでしょう。
しかし、汎要性に富み、通商破壊、艦船攻撃、輸送、偵察とあらゆる任務に活躍しています。
平凡な性能故、生産性が高く、メンテナンスも容易、信頼性も高く、総合的に優れていました。
日米の潜水艦の戦果の差は、その運用に最大の差があります。
潜水艦単体で比較すると日本の潜水艦に優れた点が多いですが、戦果の差は明らかです。
ガトー級潜水艦はあらゆる船を攻撃したため、補給等も困難になり、多くの空母や戦艦等も撃沈しています。
日本軍は大物を狙いすぎと、輪形の戦術(空母の周りを駆逐艦で囲む)で大きな戦果は少ないです。
補給路を断つという通商破壊を行わなかった時点で、戦術的には敗れています。
これはドイツのUボートの例を見ても明らかです。
しかし、隠密行動で普段あまり目にしない潜水艦がキットとして発売されるのは嬉しいものです。
1/72スケールで全長は133㎝程あり、潜水艦の大きさがよく分かります。
船って本当に大きいなあとつくづく思います。


















【 2017/01/24 (Tue) 】 その他 | TB(0) | CM(0)

ホルテン Ho229

ホルテン

本日のキットは、造形村1/32 ホルテンHo229です。
第二次世界大戦後期、ドイツのホルテン兄弟が開発した全翼型戦闘爆撃機です。
ジェットエンジンで推力を発生させ、ステルス性も備えており、当時としては先進的な飛行機でした。

ホルテン2

このキットの特徴は、翼や胴体等が透明で、内部構造が見える点にあります。
胴体等のパーツです。

ホルテン3

翼のパーツです。
ブーメランのようですね。

ホルテン4

エンジンパーツです。
ユンカース ユモ004エンジンが2基搭載されます。

ホルテン5

翼の桁や燃料タンクのパーツです。
パーツを切り出すのに神経を使いそうです。

ホルテン6

車輪のパーツで大きい前輪と丈夫な降着装置が目に入ります。
着陸時に、前輪に大きな負荷が掛かるための対策です。

ホルテン7

リブの形状がよく分かるパーツです。
本機は鋼管フレームに接着剤でベニア板を組み付ける構造でした。

ホルテン8

武装は30ミリ機関砲×2でマズルブレーキが独特の形状をしています。
繊細なパーツが多いです。

ホルテン9

内部パーツがビッシリあります。
翼や胴体の外板なしで、内部構造物だけでの展示も可能です。

ホルテン10

組説と別売の金属銃身です。
キットのパーツは、細かく繊細なパーツが多いです。

このキットの発売が予告された時、その反響は大きいものでした。
人気のドイツ物で独特の形状のHo229と言う選択、しかも内部構造再現、話題になりますよね。
キットは前評判どおり素晴らしい出来で、完成機の構想に悩むところです。
通常の塗装、木目仕上げ、スケルトン、迷ってしまいます。
キットはパーツが多いので、入念な仮組と擦り合わせが必要です。
鋼管フレームの整形はR状に面取りしたいところです。
別売のパーツも検討したいところ、パイロットのヘルメット、面白い形をしているんですよ。

2009年にナショナル・ジオグラフィックは本機を復元する特別番組を製作しています。
ノースロップ・グラマンの協力により本機の設計図を元にレプリカを作成してステルス性を検証し、当時のイギリス軍のレーダー網に対する十分なステルス性を確認しています。このレプリカはサンディエゴ航空博物館に寄贈されています。
Ho229はB-2の誕生に影響を与えたんでしょうか?ノースロップ・グラマンですからね。
しかし、当時のドイツの技術力には驚くばかりです。











【 2017/01/23 (Mon) 】 飛行機 | TB(0) | CM(2)

帝国海軍局地戦闘機 雷電

雷電

本日のキットは、造形村1/32 帝国海軍局地戦闘機 雷電です。
造形村のスタッフが、米国カリフォルニアのチノ航空博物館でP51ムスタングの取材中に、雷電の取材も可能になったため、急遽製作可能になったというエピソードがあります。この時、今まで開けられる事のなかったパネルまですべて開ける事が許されたので、初めて内部構造が詳しく分かり、造形村のコンセプト通りのキットが誕生したわけです。

雷電2

日本機離れした太い胴体が再現されます。
翼の分割が変わっていますね。

雷電3

コクピット内部等細かい部品が沢山あります。
胴体下面の分割は、フィレットのエッジ再現のためでしょうか。

雷電4

エンジン等も細かく分割され、モールドも綺麗です。
造形村も5機目なので設計や造形に手慣れてきた感じを受けます。
桁が目を引きますね。

雷電5

フラップ等動翼は別パーツになっています。
プロペラの出来も良いようです。

雷電6

ぶ厚い組説、造形村のこだわりです。
ボーナスパーツのパイロットと別売の金属銃身です。

大型爆撃機の迎撃を主任務とする局戦に要求されるのは、上昇力、速度、火力の三つです。
速度と上昇力を確保するためには大馬力のエンジンが必要ですが、当時の日本には戦闘機用の大馬力エンジンはありませんでした。そのため爆撃機用の直径が大きい当時の最大馬力を発揮する火星エンジンしか選択の余地がありませんでした。
空気抵抗減少のため紡錘形が採用され、雷電独特の太い胴体が設計されます。
しかし、雷電の開発は困難で時間が掛かり、エンジン振動問題等に悩まされます。
実戦配備された雷電は、厚木等でB-29の迎撃等に活躍しました。

雷電7

サンケイの第二次世界大戦ブックス98 雷電です。
このシリーズは元々、米国バランタイン社の「写真、図解、地図入り/第二次世界大戦史」をサンケイ新聞が独占日本語版化したものです。雷電誕生から終焉までが、数多くの写真とともに書かれています。

雷電8

この書の一文を紹介して締めくくりたいと思います。

零戦が、誰でも手軽に扱えて汎用性に富む”市販のナイフ”だとすれば、本書の中心となる”雷電”は、まさしく”専門家向けの刃物”、すなわちプロの乗る戦闘機であった。
零戦ほど手軽には乗りこなせないし、運動性では及ばず、視界も劣る。大馬力、高翼面荷重からくるクセの強さは、経験の浅い搭乗員の手にあまるし、零戦に慣れたベテランにきらわれた例は少なくなかった。
しかし、戦況が、この扱いにくい「雷電」の登場をうながした。かっての万能機・零戦は、米軍機の性能向上にともなって、さして取り柄のない平凡な機へと落ち、よほどの敏腕搭乗員が操縦桿をにぎらなければ、必殺の一撃を与えることができなくなっていた。
これに比べて、扱いにくい”鬼っ子”の「雷電」は、完熟した搭乗員が調子万全の機に乗って発進すれば、抜群の上昇力と強力な武装によって、迎撃専門に鍛え上げられた”切れ味”を、存分に発揮した。一芸に秀でた戦闘機が、必要な情勢になっていたのだ。
全生産機数は零戦の二〇分の一にすぎず、実戦期間もわずか一年でしかなかった「雷電」に、零戦のようなはなばなしいエピソードはない。それでもこの局地戦闘機が、今なおひと筋の光となって日本航空史に輝き続けるのは、逆境の中で燃え尽きたプロたちが、愛した飛行機だったからにほかならない。









【 2017/01/22 (Sun) 】 飛行機 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

じゃごろ

Author:じゃごろ
お手抜きモデラーのじゃごろです。
スケール物中心にupします。
宜しくお願いします。

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