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じゃごろの模型日記

手抜きモデラーのプラモ日記です
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航空母艦 信濃

信濃

本日のキットは、タミヤ1/700航空母艦 信濃です。
未完成のまま回航中に米潜水艦の魚雷攻撃により、一度も実戦に投入されることなく沈没しました。


信濃2

船体パーツです。
戦艦大和の船体と同じです。

信濃3

大和の船体を使用しています。
甲板上部構造物が一体成型なのでそのまま使用されています。

信濃4

甲板下部パーツです。
これを船体に被せると大和の構造物が隠れます。

信濃5

零戦、彗星、99艦爆、天山等の艦載機が付属しています。
対空砲や対空機銃の配備が多いです。

信濃6

甲板、艦橋、煙突等のパーツです。
飛行甲板の巨大さが目を惹きます。

信濃7

組説は縦長の1枚物です。
表側は詳しい解説が記されています。


戦艦大和と武蔵は昭和12年に呉と長崎で起工されました。
これに続く第3番艦信濃と第4番艦は昭和14年に計画され、昭和15年信濃は横須賀で起工されます。(4番艦は呉)
昭和17年、航空母艦不足から建造を中止し雲龍型空母2隻を同時建造するように変更されます。
しかし、船体進行率70%と言う状態の信濃は解体が大事業になるため現場から空論とみなされました。
だが46㎝砲を呉から横須賀に運搬する専用船が撃沈され、大和型として完成させるのに問題が生じます。
ここに到り日本海軍は、航空母艦へ設計変更し、昭和19年12月末を目指し空母として就役させる事を決定します。
昭和17年建造再開、戦訓による設計、納期変更等がたびたび行われています。
建造予定が遅れているにもかかわらず、大鳳喪失を補うため竣工時期が5ヶ月ちかく短縮されています。
熟練工不足を補うため、民間の工員や海軍工機学校の生徒、他の学部の生徒が学徒勤労報国隊で集められました。
また朝鮮人工員や台湾人工員、女子挺身隊も駆り出されています。
死力を尽くして作業が進められ、武蔵で19ヶ月かかった艤装を3ケ月で強行した仕上がりには問題がありました。
昭和19年10月5日進水式、バルパス・バウと内部の水中ソナー、プロペラ翼端が破損します。
ドックに注水中扉船が外れ海水が流れ込み艦を固定する100本以上のワイヤーと50本以上のロープが切れたためです。
これは人為ミスで、扉船内部のバラストタンクへ重りとして海水を注水するのを忘れたためです。
その後ドックに戻され修理が行われています。
11月19日、公試運転を経て信濃は海軍に引き渡され、横須賀より呉に回航される事になります。
これは残された艤装や兵装搭載と横須賀地区の空襲から逃れるためでした。
もう一つ、徴用工の多用による横須賀の技術力を懸念した日本海軍は呉で艤装を行う事を検討していたからです。
この時点に於いて信濃内部では建造工事が続けられていました。
機関も12基あるボイラーの内8基しか完成していません。
さて呉への回航は航空機は搭載されず、代わりに桜花50機を貨物として搭載しています。
護衛する駆逐艦は3隻、レイテ沖海戦以来まとまった上陸や休養もなく艦乗員は疲労していたと言います。
また航路を巡って、激論が交わされることになります。
駆逐艦側は昼間接岸移動を提案、信濃艦長は夜間の21ノット航行で潜水艦を回避できると提案を却下しています。
夜間・外洋航海ルートに駆逐艦長達や信濃副長は口々に異を唱え反対したが「夜明け前に出航外洋航路」の進路を取ります。
出航直前に連合艦隊から海上護衛総司令部に電話連絡があり協力を求めています。
総司令部大井参謀は、洋上沖合では海上護衛部隊では協力できず、沿岸ルート、昼間航行を勧めたが覆りませんでした。
横須賀を出港した信濃は、米潜水艦アーチャーフィッシュに発見され追尾されます。
駆逐艦も2本のマストを発見し接近し照準を定めるも信濃は引き返せの信号を送りました。
これは駆逐艦は潜水艦を発見しても深追いして護衛に隙間を開けないという事前の取り決めによるものです。
本来信濃は20ノットの速力で、アーチャーフィッシュは浮上最大速度19ノットのため追いつけないはずでした。
しかし「相手のジグザグ運動のため」射点に占位することが出来ました。
信濃艦内では機械室やガソリンタンク周辺で工事が続けられていて、機関部の右舷中間軸受が過熱、18ノットに速力低下。
魚雷は6本発射され4本が信濃右舷に命中します。
信濃は速力を落とさず傾斜しながら現場から退避しました。
出航からわずか17時間後、信濃は浸水のため沈没します。
本来大和型であれば魚雷4本では沈没しなかったと思われます。
水密扉を閉めれば回避出来たのですが、艦内は工事用ケーブルが到るところにあり扉が閉まらない状態でした。
また艦底マンホールに不具合があり欠陥があったと推定されています。
傾斜により中排水弁が海中から上がってしまい追加の注水が出来なかったと言われています。
出航前に水密扉や傾斜復元テストは行われず、電源がどれぐらいの振動で故障するかの確認も行われていません。
戦訓が生かされず、敵潜水艦や魚雷の威力を侮っていたと思われます。
大和クラスの大型艦は船内も迷路の様で、乗員が不慣れであったことも原因の一つと言われています。
度重なるミスの連続で、信濃を喪失したのは残念な事ですが当然の結果とも言えると思います。
沈没した信濃の周辺に桜花が浮いていて、それに摑まり多くの乗員が救出されています。
戦後、桜花開発者の一人に会って、桜花が人命救助に役だった事を話すと、技術者は複雑な表情を浮かべたと言います。

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【 2017/05/01 (Mon) 】 その他 | TB(0) | CM(0)
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